ザ・ホワイト企業といえば化学メーカの名前が挙がってきますが
以外と見落とされがちな「工場勤務」。
化学メーカーでキャリアを築く上では避けては通れぬ道となっています。
今回の記事ではその「工場勤務」について徹底解説していきます。
化学メーカーのキャリアイメージ
※当ページでは主に文系新卒で化学メーカーに入社した場合のことについてご紹介しています。
まずは化学メーカーでどのようなキャリアが一般的なのかを見ていきましょう!
化学メーカーのキャリアイメージ
入社1年目の4月
・本社で同期全員で研修
入社1年目の5月
・工場配属
入社2年目以降
・本社もしくは営業所・支店に異動
なぜ工場勤務があるのか
どの業界でもそうですが最初は「現場を見ることの重要性」があげられます。
化学業界の現場=工場となるため工場実習があります。
例えば他の業界のスーパー業界などですと店舗での実習が化学メーカーで言うところの工場実習と同じです。
工場勤務という名前ですが実際のイメージとしては長い研修という感じです。
化学メーカーはホワイトですが、こういった研修があることは覚えておきましょう。
希望の工場は選べるのか?
化学メーカーは数か所工場を持っていますがその規模は拠点によって結構違います。
どこの工場も均等な生産力を持っているのではなく、数か所大きな生産規模を持っている工場通称マザー工場があります。
そういった所に配属になります。
工場に配属させる目的としては「現場でモノづくりとは何かを学ぶ」ということが第一です。
つまり比較的大規模でその工場のモノづくりのノウハウが集約された場所で学ぶ必要があります。
またあくまで「教育」ですのでそれなりに人がいないと効率が悪いです。(指導者がいない)
そのため人が多くまたモノづくりの基盤もより整っているマザー工場(主力工場)の配属になりやすいのです。
工場勤務で何をするのか?
文系総合職の人は工場で主に管理業務を担当します。
職種で言えば「人事」、「総務」、「経理」に分類されます。
基本的にはこの3つ職種のうちのどれかを担当します。
企業によって人事が多かったり、総務が多かったりすることもありかなりばらつきがあります。
また最初からこのような間接部門に勤務できますので将来的に営業やマーケティングではなくて間接部門で勤務したい人には確実に間接部門の経験をできるのでかなりうまみがあります。
化学メーカーの工場勤務の体験談
実際に正社員としての勤務ではないのですが2週間ほどインターンシップとして文系総合職の工場勤務をしたことがあります。
仕事内容は工場総務に関するものを行いました。
工場内の設備、工場の敷地の管理などを実際に行いました。
またその工場は敷地内の体育館やグラウンドを近隣住民の方向けに貸し出しておりそこの施設の予約管理の仕事も行いました。
工場は比較的土地が広い地方にあることが多いですので。
こういったサービスを行っているメーカーは多いとのことでした。
地域住民との関りが密接になるのも工場勤務の特長ですね。
工場勤務で確認しておくこと
最後に工場勤務において就職前に確認しておくべきことをご紹介します。
工場勤務において確認しておくこと
・工場勤務の期間はどれくらいか?
・主な勤務地(マザー工場)はどこか?
・想定される職種はどんなものか?
工場勤務の期間はどれくらいか?
1年くらいとする企業が多いと紹介しましたが企業によってはもう少し長い期間を定めているところもあります。
自分の人生プランと合わせて考えて新卒数年後という若く貴重な時間をどこでどこまで使うことを許容できるのかということを考えておきましょう。
主な勤務地(マザー工場)はどこか?
勤務地はかなり大切な問題です。想定勤務地が自分の生活(人間関係、趣味関係など)にどこまで影響を及ぼすのかをということを考えて許容できる勤務地である工場がある企業を選びましょう。
想定される職種はどんなものか?
大方はこちらも先ほどご紹介した管理部門(人事、総務、経理)などですが企業によってはその企業独特の職種を構えているところのあります。その職種がどういったものなのかを考えて自分のキャリアにプラスになりそうかどうかということも考えておきましょう。
まとめ
・化学メーカーの1年目は工場配属が付き物
・工場配属は「現場を見る目を養う」ために行われる
・配属工場は教育のしやすさなどからマザー工場(主力工場)が多い