ホワイト企業を探すにあたって最低限ここは絶対に抑えておくべきという条件があります。
最低限の条件をクリアする→そこから自分にあった企業を探す
というプロセスを踏んでいきましょう!
このページではホワイト企業研究に特化している管理人がホワイト企業の見つけ方や考え方を徹底解説していきます。
条件① 有給取得年平均が10日以上or50%以上
有給の日数は労働者に年10日の有給休暇が付与され、その後は雇われた日からの勤続日数に応じ1年ごとに増えていきます。
雇用開始日からの勤続期間 | 休暇日数 |
半年 | 10日 |
1年半 | 11日 |
2年半 | 12日 |
3年半 | 14日 |
4年半 | 16日 |
5年半 | 18日 |
6年半 | 20日 |
有給取得の仕組み
有給取得は表のようになっています。
有給は労働者の当然の権利ですが企業によっては思うように取れないひどい企業もまだまだ存在しています。
普通であれば付与された日全てを使用するのが当たり前なのですがなかなかそういう企業はありません。日本の悲しい現状です泣
そこでホワイト企業の最低条件は有給取得年平均年数が10日以上or50%以上です。
ここで日数と%表示にしている理由としては企業によっては日数で表示したり、%で表示したりなど異なるからです。
条件②平均残業時間(月ベース)が20時間以下であること
月平均残業時間が20時間以下というのがホワイト企業の最低条件だと言えると思います。
20時間というと1日平均1時間残業をするということです。
もちろん1か月のなかでも繁忙期や閑散期がありますから20時間ですと残業が無い日もそれなりにあって残る日は2時間くらい残業するというイメージです。
20時間という数字は転職サイトなどで残業少なめ(20h以下)とあることからも世間一般にみると少ない残業時間とされています。
私自身は残業20時間でも十分残業は多いと感じるのですが最低条件としてはこのラインでしょう。
条件③3年後離職率がおおむね10%以下であること
良い組織=人が辞めないというのは一般的な考え方でもちろんこれは企業にも当てはまります。
新卒で会社に入社した人の30%が3年以内に辞めるというデータがあります。
そこから考えてみても10%いう数字はかなり少ないです。しかしこの条件には注意が必要です。
それは数字が数年スパンでみて当てはまるかを見るかが大切です。
こちらの例をご覧ください
株式会社A
※ %はその年発表の3年後離職率
2019年度 10%
2020年度 20%
2021年度 6%
この10%以下という条件ばかりに引っ張られると2020年度の時に就職、転職希望で見た場合は10%を超えているからホワイト企業のフィルターから除外してしまうことが考えられます。
しかし離職率は有給や残業時間のように毎年ほぼ同じ数字というのは考えられにくいです。
理由としては昨今FIREの価値観の広がりを代表的なものとしてあらわすように会社を辞める人が増えています。
また辞める理由も家族の事情など様々です。
離職率はある程度流動的です。
なので単年でみて判断するのはあまり適切とはいえません。
もちろん3年間とも10%を超えるような高水準で推移している場合にはホワイト企業の最低条件とはいえません。